文房具店や均一ショップに行くと、輪ゴムや荷造り用のひもなどと並んで結束バンドと呼ばれる商品が並んでいるのをよく目にします。
50本、あるいは100本など袋入りでまとめて売られているこの製品ですが、常備しておくと何かと役に立ちます。結束バンドのもともとの用途は、電気の配線用でした。何本もの電源ケーブルを配線ダクトに通す場合、バラバラのままだとケーブルが緩んで途中でつっかえたり、垂れ下がったりしてしまいます。そこで、結束バンドでひとまとめに固定しておくことで、作業がしやすくなるのです。
一般家庭やオフィスなどでも、同じような用途で結束バンドを活用することができます。ホームシアターでテレビモニターと関連機器を接続する場合、あるいはOA機器同士を接続する際は、何本ものケーブルが必要になります。それらをただ床の上に放り出していたのでは来客などがあった場合に決まりが悪いものですし、掃除をする時もじゃまになってしまいます。
そんな時は、バンドで束ねて壁際やデスクの下などに寄せておけば、部屋の中がスッキリと整理された印象になります。その他の用途としては、家具の固定や補修などがあります。たとえばオフィスで向かい合ったデスクの脚同士をまとめて結束すれば、位置がずれてしまうのを防ぐことができます。また、引き出しやクローゼットなどの取っ手が壊れてしまった時などは、結束バンドを使って臨時の取っ手を作ることも可能です。