インターネットをオフィスや家庭に導入する際は、光ファイバーケーブルの広帯域信号を受ける光モデムと、信号を複数に分配するブロードバンドルーターやハブを用います。
これらの器具を用いてlan環境を作ることになりますが、これには無線と有線の二つがあります。スマートホンやタブレットやノートパソコンを使う場合は無線になりますが、デスクトップパソコンを使うのであれば有線となりlanケーブルにて接続します。家やオフィスが広い場合は無線の電波がじゅうぶんに行き渡らないことがあり、中継器やアクセスポイントなどを介しての接続になりますが、この場合もlanケーブルにてそれらの機器をつなぐことになります。
よって、せっかくの高速回線を最大限に活用するために、機器を接続するlanケーブルの選択もたいせつなポイントになります。lanケーブルには直径6ミリメートルの標準的なものや、3ミリメートルの直径の細いものあったり、平型で薄さ2ミリメートルのものもあります。ノイズ対策を施したケーブルは、1対の線をツイストさせノイズに対しても強いUTPケーブルや、信号線8本にシールド線を加えて電磁遮蔽によって強力にノイズ対策をしたSTPケーブルとがあります。
伝達する信号の速度と量を示しているカテゴリー5・5e・6・7などの規格では、4Kのような大容量動画をネットワークにて送受信する場合は5e以上の規格のケーブルを選ぶことが重要なポイントです。大容量の信号を高速でやり取りするためには、回線や機器の性能はもちろんのこと、接続するlanケーブルの仕様や性能にも目を向けるべきであります。
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